「わあぁっヤバーイ!!」


桜並木道を全速力で駆け抜ける。


AM 8:15

このまま行っても間に合わない。

走るのを止めて、ゆっくり歩く。



元々少し茶色が掛かった胸下まで伸びたストレートの髪は、死んだお父さんから貰った。


元から白くて焼けにくい肌と、くっきりとした二重はお母さん似で、


薄い唇はお父さん似。


160センチのめちゃくちゃ普通な身長は…どっち似かなぁ。