【千隼】

 東内 樹里菜…。


 まさかな…。



 俺の親父は結構世界的に有名な一流企業の社長。

 そこまで仲も悪くないが家でてきたからな…。


 まぁ、それは置いといて東内…。


 親父の取引相手の社長が東内って言って気がする。


 何年にもわたる取引で結構仲良くしてる。


 そこの一人娘が樹里菜だった気がする…。



 相当な遊び人でやんちゃ…というか…悪魔…らしい。



 なんでそんな奴がこんなところに来てるんだよ…?


 東内の家はここから遠いはず…でも、あそこも金持ちだしいくらでも送り向かいはできるが…なんでわざわざ?



 いやな予感がするのは俺だけか…?


「千隼…おやすみぃ…。」

 眠そうなひなみが俺の部屋をノックして入ってきた。

「おやすみ。 早く寝ろよ?」

「うん…わかってるよ~。」

 相当眠いのかとろんとしているのを見ていたら東内のことなんて頭から消えていた。



 可愛すぎだろ…。