「ひなみ? なんか少なくない?」

「…そう、かな?」

「…ま、いいけど…」


 千隼は私をじっと見つめてしばらくするとまた食べ始めた。

 体調悪いこと見つかってないよね?

 明日は新人さんに仕事教えなきゃいけないし…病院には行けない。


 その日は早めに寝て明日に備えた。


「えっと…まず…」

 新人の3人に仕事を教える。

 志築くんはなかなか覚えてくれなくて手間取った。

 私と桜ちゃんと可奈ちゃんが休憩に入った。

「ねぇ…可奈ちゃんって…凌君の彼女だよね?」

「えっ!? 知ってたんですか!?」

「うん…凌君から聞いた。」

 すると可奈ちゃんは少し戸惑ってからこう言った。

「お願いします!! 凌には言わないでください!!」

「「え?」」

 桜ちゃんと私の声が重なった。

「凌って結構独占欲強くて…バイトとか心配してやらせてくれないんですよ…でももうすぐ凌誕生日だし…プレゼントあげたくて…。」


 そういうことか…。

「わかった…。」

 私が可奈ちゃんを守ってあげる!!


 っていっても…私体調優れないなぁ…。

 やっぱり今日もおかしい…。