へぇって…千隼ひどい。


 私は顔を真っ赤にして、目が潤みながら頑張って千隼のほうを見て言ったのに…。


 涙が出てくる直前で目がすごい潤んできた。



「もういいっ!! 千隼、おやすみ。」

 そう言って部屋から出るとベッドにダイブして眠りについた。




「優里ー、進路どうする?」

「私は、ママの会社継ぐ」

「そっか」


 優里の家も結構大きな会社でママが社長さん。


 服の会社らしい。

 優里も私服可愛いし…私もよく優里のお店で服を買う。



 千隼はパパさんの会社。

 優里もママの会社。

 祐武はスカウトが来ているらしく、芸能界に入るらしい。

 優里とはラブラブのままで芸能界に行くって…。


 みんなそれなりに考えてあるのに…私は第一希望破滅寸前。

 第二希望はママがやってなかったら高卒でできるものなのかわからない。


 あぁ…どうしましょーっ?