「はっ、初めまして!! 伊藤君と同じクラスの香山 鈴佳(かやま すずか)です!!」

 見事に次の日、大輔君が連れてきた。


「かわいーっ!!」

 私は思わず飛びついた。


「木下先輩!? うそっ!!」

 私の顔を見て驚いてる。

「ん…? 顔に何かついてる?」

「いえっ!! 先輩、めちゃくちゃ可愛いです!! 憧れです!!」

 いやいやいや…あなたのほうが可愛いですよ…。


 真っ白な顔に色素の薄い茶色の髪の毛、大きな栗色の瞳、小さい背がめちゃキュート!!


 大輔君がこんな趣味だったとは意外です。


「大輔君っ!! ちょっと…!!」

 私は大輔君を呼び寄せて話した。

「部屋に通してとにかく今日はいっぱいお話しするの!! 鈴佳ちゃんもそっちのほうが楽しいと思うよ!!」

「…あぁ 先輩は?」

「一緒にいたほうがいい?」

「できれば…。」



 話し合いの結果、私も大輔君の部屋に行くことに決定。


「うわっ…キレイだねーっ!!」


 大輔君の部屋はシンプルできれいに整頓されてる。