「えっと、何名様でしょうか?」

「2名です。」

「では、1番へどうぞ。」

え!?1番って1番前!?一番いいところじゃないですか。

「一番前だね…。怖いな…。」

「大丈夫ですって、」

「そっそう?」

桜さん結構怖がりなんだぁ~


「っでは、発車します。行ってらっしゃーい。」

うわぁ…。いよいよです。

「きゃ。真っ暗だよぉー」

「桜さん、落ち着いて、絶対大丈夫ですから。」

「ほっほんと?」

「はい♪」

うわぁ…。だんだん上に上がっていく…。

「ガタッ…。」

もう最後かな?え。

「きゃーーーーーー」

え?え?。桜さん?ちょっ///手っ…。

「あっ。ごめん、つい握っちゃった」

僕、結構嬉しかったかも

「いえ、僕の手でしたらいつでもどうぞ。」

「うん。そこ、遠慮しない!」




――――――――


「楽しかったですね。」

「うん。少し楽しかったかも」

すっ少しって…。

「ねぇ。少し休憩しない?あそこのカフェで」

「いいですよ。」