教室も居心地が悪かった。 「葵くんと一緒に居たんでしょ?」 え……? 誰が言ったからわかんない でも… 何でそれを? 「えーまぢ?何で助けなかったんだよ?」 あたしだって助けたかった。 あの日に戻れたらって 何回そう思ったか あたしは逃げるように教室を出た。 「ッ……」 涙が出てきた。 自分の無力さに。 行く当てもなくて保健室に行った 「調子悪いんで寝てていいですか?」 「いいわよ、わたし職員室に居るからね」 それだけ言って保健室から出て行った。 「寝よ…」 あたしはベッドに入った。