「………」

3階の窓から、静かに見つめる校門。


見つめる先には、麗奈ちゃんと斗和。

楽しくお喋りしている様子だ。


「気になる?」

「んぎゃっ!!」

突然、顔を覗き込んできた山田くん。

それと同時に、酷い声が出た私。

…は、恥ずかしい。


「やっぱ気になるよな〜、あぁいうの」

麗奈ちゃんと斗和を見る山田くん。