譲らねぇからな。 そう思いながら、どんどん歩いて行く山田の後ろ姿を、静かに見ていた。 ――――――――。 家のソファーのど真ん中で、寛いでると「どけ」と言って足を蹴る兄貴。 「ってーな!!」 そう言いながら、少し端に寄る。 そしてドッカっと、勢いよく座った兄貴。 「あたしも座る〜」 そう言って、俺と兄貴の間にチョコンと座った緒羽。