*PRECIOUS DAYS*




「……っとぉ!烏丸、大丈夫か?
てか、お前クラス向こうやろ!?
ちゃんと並べよ〜」



「あっ、はい!?」



……しまった。


急に言葉を発したものだから、つい声がひっくり返ってしまった。


先生の前やのに!


恥ずかしいことこの上なかった。



「ふっ、あはははは!!
めっちゃ声ひっくり返っとるやん!!
お前おもろいなぁ!」


先生はそう言って、私の服の裾を掴み私のクラスの方まで連れて行った。