*PRECIOUS DAYS*



理科のテストが終わると、教室の外に出て最終チェックを行った。




もう嫌だと言うくらい完璧に成した。

もうそろそろやらなくてもいい気がしてきた。

だって、


どんだけやってんの……


集中力が途切れかけた頃、聞き慣れた男性の声が聞こえてきた。


――……先生や!


私は、すぐにそうだと感づいた。