*PRECIOUS DAYS*

遥菜のところに行くと、先生は、真っ先に私を遥菜の方へ連れて行った。

「松尾、お前っ!!
烏丸とずっと捜しとったんやぞ!!
もうー、気をつけなあかんやろ!」

と、先生は遥菜をたしなめた。
私も、少々呆れたような表情で遥菜を見つめた。

「ちょっ、あー!!
わ、ごめんなさっ……」

遥菜がそう言い出した途端に先生は、ぺちっと遥菜の頭を小突いた。