『ヒロ、あんだけ忘れんなって言っただろ〜 時間とっくに過ぎてんだけど、、』 ベンチに座ったままのあたしを抱き抱え、そのまま歩きだした。 甘めのアクアマリンが香った。 あ、、 晴登の匂いがする 昔から晴登はこの香り。 外見の甘い晴登によく似合っている。 晴登ともだいぶ付き合い長いな そのせいか さりげなくあたしが安らぐ香りだったりする。 おもわず晴登の胸に頬擦りをして目を閉じた。