柔らかく微笑む晴登。
んー。こうして見ると、やっぱり人ウケよさそうな顔してんなぁ〜。
二重いや奥二重かな
曖昧な瞳はぱっちりしてるのに涼しげ。
そのうえ物腰も柔らかい。
「ヒロ?どうかした?」
黙りこくったあたしに晴登がたずねる。
「んー?こんな美形待たせてるなんて悪いなーと思って。」
「今更なにいってんの。俺、ヒロと出会ってから待たされてる記憶しかないよ?今日なんて早いほうでしょ?」
当たり前のように言ってのける晴登。
しかも美形のところ否定しないし、、
そういう所が、一筋縄じゃいかない男だよね。
いちいち言うのも面倒なので気にしないけど。
「確かにハルはいつもヒロ待ってるもんな。」

