「拓のアホ~っ!!!」
あたしは拓に飛び掛かった
拓は驚いて、あたしを受け止めてこける。

あたしはこけた拓の上から降りて、笑った
拓は、あたしを見て笑う
みんなはあたしを見て、顔を赤らめる。

「何?そんなに変なの?」
あたしはシュシュに手をかけた
その手は拓によって、遮られた
拓はあたしの手を掴んで「このままね?」と言って笑った

みんなを見ると、みんなも頷いた

何でだ?

あたしがそう言う疑問を抱えてると、玄関の扉が開いた音がした
それと共に、みんなが驚いた顔をして頭を下げる

ん?どしたの?

そこから現れた人は…
「よっ!!
近くに来たから寄ってみた」
「いつでもどうぞ。
どうせ、目的は彩夏ですよね」
祐樹は笑った。

「そうだけどっ♪」
その人は祐樹に笑いかけて、あたしを見た
そして、あたしに近づいてくる

「久しぶり。超会いたかった」
そう言って、あたしを抱きしめた
みんなはこの光景を見て固まってる

「何言ってんの?昨日会ったばっかりじゃんっ!!」
あたしも抱きついた
みんなは目を見開いてる

「あの~。龍介さんと彩夏は・・・」
下っ端が、不思議そうに聞いてくる

「ん?彩夏は俺の大切な人♪」
みんなは目を見開いて、あたし達を交互に見る