知ってるなら、聞くなよっ!!!

「んねっ!今日の昼ご飯何?」
「今日は、みんなが好きなかつ丼!」
健は微笑みながら言った
「ヤッタ!!あたしかつ丼、初めてっ!!!」
3人は優しい顔をして、笑った
あたしはキッチンに入って、拓の傍に行く

「…」
あたしは拓を見た
拓はあたしの視線に気づいたのか、あたしを見る
「ん?どした」
「・・・」
「なんだよ」
「・・・」
「彩?」
「拓の馬鹿ちょんっ!!!」

拓はあたしのいきなりな言葉に、驚いてる
「何で?!」
「拓のバカバカバカっ!!」
「は?」

みんなも、あたしを見て驚いてる
「…拓、何かしたのか?」
「いえ。何もしてないですけど…」
涼が拓に聞く
あたしは拓の頭をクシャと撫でた
「何で、こんなに大きくなってんの?」
あたしは頬を膨らませながら、拓を見上げた
みんなは拍子抜け見たいな顔をした

「だって、最初は同じくらいだったんだよ!!!
なのに、今は20センチくらい差があんじゃんっ!!」
あたしが言うと、みんなは笑いだした
拓は優しい顔で、あたしの頭を撫でた
「彩夏、ゴメンな?
でも、俺のせいじゃねーからっ!!!」

ま、まあ…確かに。
…拓のせいじゃ…無い。

あたしは拓の背中に飛びついた。
「拓のトッポっ!!!」
「なんだよそれっ!!!」
拓は笑いながら、お皿を洗う。
みんなも、笑いながらあたし達を見る。
陸はあたしから、カメラで、あたしと拓を撮った