あたしは、メモリを2つ買ってくるように言った

1つは、あたしからのメッセージ。
1つは、みんなとの生活を映す用。

あたしはまたビデオカメラを持って、みんなが眠ってる所に行った。
そして、録画モードにした。

「陸っ!!!陸っ!!!」
あたしは陸の顔にカメラを近づけて起こす。

「…んぅ……」
陸は目を擦りながら欠伸をする。
可愛いっ!!!
「…フガっ!!!!」
そして目を開けたとたん、吃驚して後ろに頭を打った
「イデッ!!!」
「おはよっ!!陸っ!」
あたしはカメラを向けたまま笑った。
「ど、どしたの?」
陸は頭を擦りながら、あたしを見てる。
「ん?気持ち的に?!」
あたしが笑うと、陸も笑ってカメラに向かってピースした
「よしっ!!祥と大輔を起こすぞっ!!!」
陸はカメラに向かって軽くウィンクをして、祥と大輔の上にダイブした
「「うえっ!!!」」
2人は、腹を抱えながら起きた

あたしはその様子を見て笑う。
「おはよっ!祥と大輔っ!!」
2人はあたしを見るなり、目を丸くした。
「「どないしたの?」」
ハモってる!!
「ん?気分的に!?」
あたしは笑いながら言った
祥と大輔と陸は、肩を組んで笑った。

「ほな、涼起こすで!!」
祥は意地悪に笑って、涼の鼻をつまんだ
涼はゆっくり目を開けて、祥を鋭い目で睨む。

こ、怖…。

祥は、固まって青ざめていく。
涼はあたしに気づくと、優しい顔をして笑った