衣装を渡された。

「…彩夏、行くぞ?」
「うん」
あたしは祐樹に手を引かれて、更衣室の前に来た
「着替えたら、出てこいよ?」
「分かった」

あたし達は別れて、更衣室に入った


――――――――

す、凄い…。
着て見ると、本当に本格的…。

初めてドレス着た…。
あたしはドレスに見とれながら更衣室を出た

「遅い…。心配したんだけ…」
祐樹はあたしを見た瞬間固まった。
あたしも祐樹を見て固まる。

白いタキシードを身にまとって、ビシッと決めてる祐樹。
本物の王子様見たい…
「…祐樹。カッコイイ……」
あたしが言うと、祐樹は「彩夏こそ…超綺麗」と言って照れながら、あたしの手を引いた

――――ガチャ

あたし達が入ると、みんなは固まって「凄い…」「超似合ってる…」「…本物の姫と王子みたい」などと呟いた。
スタッフさんまで驚いてる。
「じゃ、じゃあ、メイクに移りましょうか!!」
スタッフはあたしを、メイク室に連れてきた。

――――ガチャ

メイク室に入ると、みんなはあたし達を見て固まった

「本物?!」「アニメの世界の人!?」などと呟いて「さあ、メイクしましょう!!貴方みたいな美人さんだったら、いくらでも腕を振るうわ!!」とか言って、あたしにメイクをやりだした。
メイクをし終わると、髪をカラースプレーで金髪に染められた。
そして、髪を上にお団子にされた。

「まあ。とってもお美しい…」
そう言って、一緒に更衣室に戻ってくれた