100万粒の涙。⊹.*



「だから、あたしにシンデレラをやれと?」
スタッフは申し訳そうな顔をして頷いた

「あなたも、シンデレラの王子役をお願いしたいんですけど…頼る人が貴方がたしかいないんですっ!!!お願いしますっ!!!!」
スタッフは頭を下げた

「わ、分かりました!!
ですから、頭をあげてくださいっ!!!」

あ…言ってしまった……。

スタッフは顔をあげて嬉しそうな顔をした
祐樹は大きなため息をついた
「祐樹…一緒に……やろ?」
「…しょうがねぇ」

祐樹はあたしに優しく微笑んだ
「ありがとうございますっ!!!
では、さっそく準備をしましょう!!!」

あたし達は大きな倉庫に連れてこられた

――――ガララララっ

倉庫を開けると、大きな馬車や大きな可愛い船などがいっぱいあった。
「凄い・・・」
あたし達が目を丸くして楽しんでると、1つの大きなかぼちゃの馬車の前に来た
「これが貴方方が乗る物です。これに乗って、振付どうりやると、動きますので」
あたし達は乗り込んだ。
「高い…」
祐樹も微笑んでる
「では、衣装を着ましょうか!」
スタッフはあたし達を楽屋らしき所に連れてきた。

――――ガチャ

女の人達や男の人達がたくさんいた。
女の人達は祐樹を見て騒いでる。
男の人達は…え?
誰を見て顔を赤くしてるの?

「皆さん。
今日のシンデレラと王子役をやってくれる方々です」
あたし達は、頭を下げた。

「お似合い~!」「悔しいけど、いいわね」「本当に姫と王子ね!!」「彼カノ?」「超美人」「超イケメン~!!」などと言ってるみんな。

「では、あなたはこちらを。あなたはこちらで!!着替えてきてください」