「なぁ。あの部屋何や?」
「ああ。あたしの部屋」
「見たいっ!!!」
「…?別にいいけど…」
あたしは立ち上がって部屋を開けた
大輔は固まってる
「これ。何?」
「…あたしの部屋ったら」
「ここ、何処?」
「マンションじゃん…どうかした?」
大輔はいきな目を輝かせて「凄いっ!!!凄すぎるっ!!」と言って、部屋に入っていく
みんなも大輔の反応にここに来る
見た瞬間固まる。

「…綺麗」
「……ホンマ、部屋じゃないよ」
「…天国みたい」
そう言って入っていくみんな。

あたしの部屋の真ん中には、大きな丸い噴水があり、その上に天使達が浮いてる。
壁はガラス張りで、手入れされた綺麗な森林が見える。
その森林の中に大きな露天風呂。
もちろん床は大理石でできていて、上には大きなシャンデリアがある。
そして、横には大きな女神像。

みんなは目を輝かせながら見物してる。
「さっちゃん、凄いね…」
「…普通だよ」
あたしは1人部屋から出て、ソファーに腰掛ける。

お茶でも飲もうかな?

あたしは、冷蔵庫からお茶を取り出して口に運んだ
渇いたのどを潤してくれる。

――――RRRRR♪

「…はい」
『彩夏さんですか?
私先ほどの医者ですが、体調は?』
「…大丈夫です」
『祐樹さん方はいますか?』
「…います」
『あの事聞きましたか?』
「…はい」
『…。我々も初めて見た症状です。
体には異常は見られませんでしたが、脳に小さな穴が見られました。
今、出来る限りの全力を尽くしています。
異常が出た場合、こちらに来てください』
「……あたしは、後何年の命なんですか?」
『・・・。何とも言えません』
「…分かりました。すみません」
あたしは電話を切った