100万粒の涙。⊹.*

「彩っ!!!」
「だい――…わっ」
私は勢いよく入ってきた大輔に抱きしめられた

「良かった―――…。何かあったのかと思った…」
私の肩で、大きくため息をついた

「…ごめん、心配かけてごめんね」
「……もう勘弁」
2度目の溜息をついた大輔

「…ごめ―――キャッ」
私は手を引っ張られ、大輔の胸から、祐樹の胸に包まれた




「…ったく。
心臓に悪ぃ……もうすんなよ…」

いつもとは違く、弱々しい声。


でも…アタシ。

祐樹に色々と……。

「…怒ってなんかねえよ」

え…?

怒って、ないの?

アタシが祐樹を見ると――…

「怒ってなんかねえ」

きっぱりと言われた。


「じゃ、じゃあっ…?!」

すると、何故か顔を赤くした祐樹。


「あれはなんでもねぇ。寝起きだったからだ」

あ! 寝起き!

そっか!!
寝起きだったからか!


……じゃあ、ホントに怒ってないんだね。








瞬間、何とも言えない気持ちに襲われた。


「よ、よかった…」


――ポロっ…