100万粒の涙。⊹.*



「…ちょっとはしつけないとな」
涼を見ると綺麗に私に微笑んで、雑誌を閉じ、テーブルの上に雑誌を置いた

「…しつけ?」
「ああ。あいつは何でも人任せにするから。ちゃんとしとかないと、あと後困るのアイツだろ?」
「…そだね」




「…でも。度を超すと、孤独感が出てくると思うから。ゆっくり…だけどな?」
……そうだね。陸の過去もあるから。

「…陸の心の中、何模様なんだろ?」
「そうだね。……でも、それは本人にしか変えられない。……分かるよね?」
「…うん。誰がどう言っても心の中は…変わらない」
私もそうだった。
どう、同情してもらっても、何も変わらなかった。
変わったのは、表向きの顔。

心を変えるのは自分。
どんなに凄い人でも…それは不可能。

「…まあ、後は自分次第」
「うん…」

――――ガチャ

「彩っ!??」
大輔の心配そうな声が聞こえた
「あ…。どうやら帰ってきたみたいだね」
涼は微笑んで、私にウィンクした
その姿もまさに綺麗で…。

もう、何もかもが完璧だね…。

すると―――

――――バンっ