―――カタ
「うん、ありがと」
私は最後に、拓の肩を叩いた。
「ん?」
そして、拓が振り向いた瞬間、
チュッ
拓の頬に軽いキスを落とした。
拓は、頭がついて行けてないみたいで、固まって私を見てた。
「ありがと♪」
そんな拓に微笑んで、車を降りて、軽く手を振ってからエレベーターに乗り込んだ。
チンっ
エレベーターの扉が開いた瞬間、
「さーちんっ!!」
私は陸に抱きつかれた。
「さーちん…会いたかったよぉ!!」
「えぇ゛? 何で陸が泣いてるの?!」
一応、エレベーターから降りて、私の胸の中で泣きじゃくってる陸を慰めた。
「泣かないでよ~!」
「だっでぇ…だっでぇ!!」

