また見事に2人の声が重なった。

「…お前らも来るか?」

「行くっ!! 絶対行く!!!」

「ああ! 彩が心配だ!!!」

「んだよ、それ…」

拓は眉を下げ、呆れた顔をした。


「…ここ」

車から降りて、拓のお家に入った。

「拓、1人暮らしなの?」

「ああ。…にしても。
祐樹さん達に連絡しなくても大丈夫なのか?」

…大丈夫? 
怒られるかな?

それとも、
もうどうでもいい…って思ってるのかな?


……一応、メールだけでも。

あたしは携帯を取り出して、開いた。

すると―――…
メールが…34件、着信が…24件。
いつの間に?

私は受信ボックスを開いた