あたし達はしばらくしてから、みんながいる所へと戻った
みんなはとっくに起きてた
「あっ!!!陸と彩っ!何やってんだよっ!!」
あたしは陸を見た
陸は俯いて、顔をあげようとしない
…多分。
まだ、みんなには言ってないんだ
あたしは陸の手を握った
陸は吃驚してあたしを見た
あたしは陸に優しく微笑んだ
「…陸。言ったじゃん。
陸は1人じゃない。って」
陸はあたしを見て、ゆっくり頷いた
「あたしが、守ってあげるから」
あたしは微笑んだ
陸はあたしを見て、ゆっくり微笑んだ
「何があった?」
祐樹が見透かしたような目で、陸を見た
あたしは陸の手を引っ張って、みんながいる所に座った
陸もあたしの隣に座った
「陸?どないしたん?」
陸は唇を噛んでる
「…陸、脅されてるの」
あたしが代わりに言った
みんなの顔色が変わった
陸は静かに話し始めた
みんなは黙って聞いてる
陸が話し終わった後、みんなのバックに怒りのオーラーが見えた
「…明日、あたし陸の家行く」
あたしが言うと、みんなも「俺も行く」と言ってきた

