それから数日が経ち明日いよいよ別れの時がきた

 『あれ…皆さんは?』

 下の階に行くとクリュウさんがソファーに座っていてだけど他の皆さんの姿が見当たらなかった

 「あ?ああ…みんな出航の準備で船に行った」

 『そうなんですか…明日なんですよね』

 すこし寂しいな…

 「んな湿気た面してんな!別にもう二度と会えなくなる訳じゃねんだか」

 『そうですよね…』

 「…ん」

 そう言って私に小さい包みを向けた

 『これ…私に?』

 「まあ…あれだ…この前泣かしたお詫びってゆーか…だーっもう要らねーんならよこせ!」

 しびれを切らしたクリュウさんが私から包みを奪おうとした

 『いります!!!…あの~開けてもいいですか?』

 「俺に聞くな」

 私はクリュウさんが答えた後私は包みを開いた
 開けると中にはこの前私が買いそびれた桜貝の形をモチーフにしたペンダントが入っていた

 『これ…』

 「何だよ…気に入らねえのか?」

 と少し心配そう聞いてきた

 『いえ…何か嬉しくて…ありがとうございます!私一生大事にしますね』

 私がそう言うと「大袈裟な奴」といってそっぽを向いてしまった
 だけどクリュウさんの耳は微かに赤かった

 『えへへ』

 私はもらったペンダントをブレスレットにして右手首につけた

 「なあ渚…もしお前が良ければ…一緒に行かないか?」

 そう言ってクリュウさんは私の方に振り向くも私はもらったペンダントを眺めるのに夢中で全く聞いていなかった

 「はあ…たくお前は…」

 嬉しそうに眺める私をクリュウさんは優しい眼差しで眺めていた