夏の恋2



『…もしもし。』



「あっ…峻介?
はるかだけど…。」



『…おう、どした?』




「用事って程でもないけど、何してるかなと思って。」



『そっか、はるかから電話なんて嬉しいな。』



「今電話しても大丈夫だった?」



『おう…寝てたけどな。

午前中仕事だったんだ。
帰ってきたらそのまま寝てた。』



「…ごめんね、起こしちゃったよね?」



『問題ないよ、もう起きないとな…。


はるか…。』





「なに?」




『…腹減った。』




「えっ?」




『昼ご飯食べずに寝たから腹減った…。』







あっ…これはチャンスかも!