「佑奈!どういう事?!」


「え・・・な、何が?」


いきなり飛びついてきて来たのは麻奈美



「だーかーらー!尚輝くんと手繋いで登校してたでしょ!」


「ま、まあ・・・。付き合う事になった。」



キャー!と大声で叫ぶ麻奈美。

そのせいでクラス中があたし達に注目する


「ま、麻奈美!静かにして!」


「だだだだって!佑奈と尚輝くんが付き合っ・・・むぐ・・・」


慌てて麻奈美の口を抑えた・・・けど。


「そーなの?!いつから?!どっちから?!」



ちっ・・・ちょっと遅かったか


「あ・・・あはは~。尚輝!後は任せた!サラバ~」


女子の目がすっごい怖かった・・・


イジメられたら尚輝のせいだっつの。



「佑奈ちゃ~ん!待って待って!」


あ・・・。


「奈々ちゃん。どうしたの?」


「あのね、前から言いたかったんだけどね、尚輝くんと佑奈ちゃんってお似合い!

それだけ!・・・あ。それとね、私はまだ尚輝くんが好き」



え・・・・・・。


それだけ言うと奈々ちゃんは足早に去って行った