告白[短編集]

「綾聞こえた?」


「えっ何が?」


「今ドアの前で阿部さんが、食事出来たって言ってたんだけど。」


「ごっごめん、わからなかった。」


「どうした?」


クスクス笑う望。


「なんか気持ち良くてフワフワしてた。」


「なっ何いってるんだ。」


あっまた、望顔真っ赤になってる。


かわいすぎる。


今のは意識しないで言ったけど、他にも言おうかな?

なんか、いじめたいみたいな。


「だって、望が気持ち良くさせるんだもん。」


「なっななななっ、何言って。」


真っ赤な顔してどもってる。


やばい、くせになりそう。

「いいの、私の体は望ものだから。
望の好きにしていいの。
だってすごく気持ち良かったから。
すぐには全部は少し怖いから、少しずつね。
望の予約はもう入ってるんだから。」


上目遣いで顔を見る。


あれ、望動揺してない?


やり過ぎた?


「もう、綾は、……。
カンベンしてくれ。」


ヘタヘタと床に座り込む望。


「俺をどうしたいんだ。」


うるんだ瞳で上目遣い。


ー キュン ー


胸キュンきた。


私がやられました。