告白[短編集]

そして昨日と同じように、胸にキスがふってくる。


優しいキス。


何も怖くない。


「綾、綾、綾。」


キスのあいまには、私の名前を優しく呼ぶ。


望、あなたの心を感じるよ。


私の事好きだって。


愛しいって。


私は愛されてる。


そう感じるだけで、心が暖かくなる。


キスだけなのに、望の思いで体が満たされていく。


「綾、うつぶせになろう。」

なんだかフワフワとして、望の言われるままにうつぶせになる。


下着のヒモを口で解かれる。


「のっ望、これは「わかってるよ、母さんだろ。」


私のじゃないと言おうとしたけど、望はわかっていた。


「どんなものだって、綾は似合うよ。」


クスクス笑う望。


お尻に息がかかってくすぐったい。


そして、お尻にもキスがふる。


「昨日の分もな。」


そんな事を言われ、何度もキスされた。






「綾、綾、綾。」


頬のキスのあいまに、繰り返し名前を小さな声で呼ばれながら、服を着せてくれる。


私は、ずっとフワフワしていた。