告白[短編集]

ライトグリーンの服がよく似合って、赤くじょうきした頬、濡れた髪がうなじに張り付いて、ヤバイ。


こんな色っぽくて可愛い女の子が、俺の彼女でいいんだろうか。


お風呂上がったら、消毒の予定だったけど、俺、自分で自分の首をしめてないか?


消毒でとめられるのか、俺。


いやいや、綾は痴漢されて傷ついているのに、消毒のキス以上したら俺最悪だろう。


消毒のキスだって、綾のためって言うより、独占欲。

俺が我慢出来ずにしてるだけだし。


「俺の部屋行こう。」


綾の手を引いて急かす。


階段を上り、俺の部屋へ。

部屋に入り、ソファーに綾を座らせる。


綾は、なぜかキョロキョロしてる。


あぁ、そんな姿も可愛い。

俺、綾にベタ惚れだよな。

告白してくれて、本当によかった。


俺を好きになってくれてありがとう。


ー コンコン ー


「どうぞ。」


「失礼します。
飲み物をお持ちしました。」


「テーブルにお願いします。」