告白[短編集]

脱衣所で固まる。


田代 綾、高校一年。


はっ初めて見ました。


お風呂をでて、着替えをみれば、


ヒモパン


マジですか?


望のお母さんの趣味?


望の趣味?


これしかないんだから、はかない選択はない。


「よし。」


気合いを入れて、可愛いピンクのレースのヒモパンをはいてみる。


お揃いのブラも。


すごく着心地がいい。


もしかして、シルクとかなのかな?


高いのかな?


高いに決まってるか。


この家で、安物があるはずないな。


服は、ライトグリーンの前ボタンのかわいいワンピース。


着て脱衣所の鏡を見れば、清楚なお嬢様みたいかな。

ー コンコン ー


「綾開けてもいい?」


ドアのノックの音と望の声。


「いいよ。」


「母さんの用意した着替えどうだ……。」


望が私を見て言葉をとめた。


似合わないのかな?


望の顔がみるまに赤くなる。


「可愛い過ぎて、やばいだろ。」


小さくつぶやいた声が聞こえた。