告白[短編集]

怖くない。

怖くない。


一緒に乗り込んだ、女性警察官は近くにいてくれる。

他の警察官は、前の駅から乗り込んでいると聞いた。

隣の車両には、きっと望がいる。


だから、


怖くない。


怖くない。


望がいる。


今日は望がいる。


望、望、望……。


私は、呪文のように心の中で何度も繰り返す。


次の駅に着き、たくさんの人が乗り込んできた。


人の波に押される。


突然、腰に手をまわされ、奥へと押され連れられる。

一瞬で、一緒に乗り込んだ女性警察官と離された。


腰からお尻へとなでる手。

体が震えて来る。


望、望、望……。


怖い、怖い、怖い……。


「今日も一緒に行かないんだね。
別れたの?」


耳にかかる、息。


望、望、望……。


スカートをまくり、下着を触る。


怖い、怖い、怖い……。


もう片方の手は、腰から上に上がり胸を触る。


「別れて、淋しいね。
俺がかわりに相手してあげる。」


何いってるの?


望のかわり?


望にかわりなんていない。