告白[短編集]

「望くんのうちって何階建てなの?」


お母さん目がキラキラしてない。


弁護士、玉の輿って目に書いてあるよ、お母さん。


「何階建てって、うちマンションなんで。」


「マンションなの?」


あきらかに、お母さんのテンション落ちた。


恥ずかしいよ。


「東町のショッピングセンターがある所です。」


「えっ。
最近出来た所じゃない。」


お母さん、目のキラキラ戻って来たな。



でもあそこなんだー。


うちに遊びに来たり、デートは待ち合わせで、望んち行ったことないから、東町って事は知っていたけど、くわしくは知らなかった。


「最近って言うか、六年前ですけど。」


「それで何階に住んでるの?」


たしか上に行くほどお金が高いんだよね。


お母さん、チェックするなー。


「えっと、一番上ですが。」

「最上階なの。」


「はいそうです。」


「賃貸?」


「賃貸って言うか、買ったのかな?
あそこの土地、じいちゃんの土地で貸してるんです。
なんかその関係で、優先的にマンションの最上階に入ったみたいです。
たぶん父が買ったんだと思うんですが、よくわかりません。
すいません。」