告白[短編集]

「今までは、駅で待ち合わせしてたけど、これからは迎えに来るから。
帰りももちろん送るからな。」


「いいよ、悪いよ。
だって遠回りになるでしょう。」


望、うちから帰ってからバイト探したんだ。


それに毎日送迎だなんて。

私のために、そんなふうに無理させられないよ。


「綾、俺がやりたいんだ。
やらせてくれないかな。
俺の自転車で一緒に行ってください、彼女さん。」


クスクス笑いながら話す望。


「綾、それならお母さんも安心だわ。」


「父さんも賛成だ。」


「ほら、綾。
あとは、綾がうなずくだけだよ。」


「わかった。
よろしくお願いします。」


私は頭を下げる。


「はい、よろしくされました。」


望のクスクス笑いが、耳にここちいい。


「でも俺無理しないから。
雨の日はバスで一緒に行こう。
あと、すごく暑い日や寒い日なんかもな。
無視せずのんびり三年間やる予定なんで。」


「うん。
私もそれがいい。」


私に、気を使わせない言い方。


望、大好き。