告白[短編集]

ーピンポーンー


インターホンの音。


「だれかしら?」


お母さんが席を立ち玄関へ。


「こんばんは。」


リビングのドアからお母さんとあらわれたのは、望。

「望?」


明日の朝来るって、言ってたよね?


「今日はありがとう。
お父さんには大変世話になったよ。
夕飯は?
よかったら食べて行きなさい。」


「そうね、すぐ用意するわ。」


「いえ、すぐに帰りますから。」


私のわきにくる望。


「俺バイトするっていって探していただろ。
今日決まったんだ。」


うん、バイト探してたよね。


知ってるけど。


でも今その報告?


「駅の改札口左の『パンの家』に決まったよ。」


「えっ、その駅って、いつも私が下りる駅だよね。」


「そう、だからずっと一緒だよ。」


クスクス笑いながら、話す望。


「帰りは綾が吹奏楽終わるまでバイトしてるから、終わったら一緒に帰るし、綾が朝練の日は一緒に行って朝一時間ぐらいバイトして学校行く。
だからずっと一緒。
絶対一人にしないから。」