告白[短編集]

「じゃ、お風呂入って、ご飯しっかり食べて、被害届だしに行きましょう。
うちの旦那呼ぶからね。
なんにも綾ちゃん心配ないからね。」


「えーと、望のお父さん?」

俺を見る綾。


「父さん、弁護士なんだ。」

「えー、聞いてないよ。」


「うん、言ってないし。」


びっくりした顔がかわいいくて、思わず微笑む。


「私たち、帰りますね。
望、帰るよ。
いろいろやることあんだろ?」


「ああ。」


そうだ、俺動かなきゃ。


綾を守るために。


「綾、明日の朝くるから、なんでも父さんに聞くといいよ。」


「うん。」


不安そうな綾。


「いつでも連絡して。」



俺は、母親と家に帰った。