告白[短編集]

キスしたこと二回しかないのに、今何回キスされただろう。


しかも、胸まで。


望の手も唇もみんな優しくて、なんかフワフワしてくる。


「チュッ。」


リップ音をたてて、望が胸から顔を上げる。


「はい、胸の消毒完了。」


また優しく唇にキス。


あぁ、そういう事だったのか。


やっと望の行動がわかった。


「次はうつぶせになろうか。」


まっまさか。


お尻の消毒とか言わないよね?


「お尻も消毒しようね。」


「いや、絶対いや。」


「なんで?
消毒しとこう。」


「絶対にいや。」


ベットから出ていこうとした所を捕まり、いつのまにか、うつぶせに。


なんで、うつぶせになってんの?


望の手がスカートをまくり下着をずらす。


「望、いや。」


「チュッ。」


お尻にリップ音。


あっというまに、お尻にキスされてしまった。


「綾が嫌がるから、一回にしたよ。」


すぐに下着とスカートをなおしてくれた。


「望のばか。」


「望のエッチ。」


望はブラをなおし、ブラウスのボタンもはめてくれた。


私はずっと、ばかとエッチを言い続けた。