告白[短編集]

泣いてる?


望が泣いてる。


「望は悪くないよ。
私声もだせなかった。
何も出来なかった。」


「綾はがんばった。」


「何も出来なかったんだよ。」


「綾はがんばった。
がんばって、駅に降りた。がんばって、家まで帰ってきた。
綾はがんばった。」


泣きながら、私を誉める望。


ありがとう望。


ありがとう。


「綾。」


顔に手をそえられ、唇に優しいキス。


「綾。」


「綾。」


何度も角度を変えながら、優しいキスがふってくる。

ゆっくりベットに倒される。


「綾、何も怖いことしないからな。」


望が制服のブラウスのボタンを上から外していく。


ピンクのブラが見える。


「望?」


胸の谷間にキスをする望。

いつの間にか望の手が後ろにまわっていて、ホックを外された。


ブラを上にずらし、胸にキスをしてくる。


「大丈夫。
怖いくないよ。」


望の優しい声。


胸にも優しいキスがふる。


くすぐったいよ、望。