告白[短編集]

「えーと、なんだかわかんないけど、隆と舞ちゃんは幼なじみから恋人になったんだろう。
それはそれでいいし、可愛い舞ちゃんが義妹になるのも問題ないけど、母さん、なんで俺の就職に関係すんの?」


「篤、あんたねぇ。
あんたが行ってる三流大学でいい就職口あると思ってんの?」


「たしかに、先輩たち苦労してたよ。
それはわかってるけど、舞ちゃんちってカラオケ店だろ?
俺、カラオケ店員になるつもりないけど?」


落ち着いた篤兄ちゃんは、言いながらすき焼きを食べはじめる。


「カラオケだけじゃないわよ。
飲食店にゲームセンターいろいろやってるのよ。
それにカラオケの入ってるビルあるでしょう。
あれ舞ちゃんちのビルだから。
ビルに入ってるテナントのいくつか舞ちゃんちで経営してるし。
場所貸してる店からは家賃収入あるから。
とにかくいろいろ手広くやってるの。
そして将来の社長は隆なのよ。」


「隆が?
あぁ、そうか、舞ちゃん一人っ子かー。」


「だから、篤、副社長して隆支えてやんなさい。」


「「はぁ?」」


俺と篤兄ちゃんがハモった。