告白[短編集]

隣でクスクス笑うお母さん。


「舞、態度に出過ぎだから。」


だって、だって、急になんだか恥ずかしくなったんだもん。


もう、幼なじみの隆じゃない。


隆は、未来の旦那様。


そう思ったら、つないでいた手が熱くなって。


急に離して、わざとらしく買い物袋なんて持ったりして。


顔すら見る事出来なくなって、不自然に別れてしまった。


きっと変に思ったよね?


あー、私意識しすぎ。


私ばっかり意識して。


隆は普通だったな。


すごい展開だったのに、あんまり慌ててなかった。


私なんて、今も心臓がドキドキしてる。


なんか悔しい。


私ばっかり。


隆の、私への気持ちは本当だろうけど、絶対私の好きの方が大きい。


あー、悔しい。


隆も私にドキドキして、慌てればいいのに。


隆がそうなるぐらいの、私に魅力がないって事だよね。


これから一生、隆が私を好きでいてくれる魅力が私に……ないよね。


どうしたらいいんだろ?


もう、まだお母さん笑っていて気になって考えがまとまらない。


いい加減にしてほしい。