告白[短編集]

俺、べた惚れすぎだろう。


舞も俺に溺れてくんないかな。


「お母さん、今日隆んち泊まりに行くから。」


「はいはい、早く帰ってくるって行ってたから、お父さんと夕食たべてからね。」


えーと、同棲、結婚って話でた後お泊りって。


今日俺、脱童貞か?


イヤイヤ、そんなんはダメだろ、舞を大切にしなきゃ。


でも舞がその気なら、俺はいつでも受け入れるし。


その時は…………。


あぁ、煩悩が押さえられない。


妄想が爆発する。


「じゃ、隆、お母さんと帰るね。」


俺の手を簡単に離した舞の手には、今はビニールの買物袋が握られていた。


おばさん重そうだったし、誰に言われる事なく出来る舞を俺は好きなんだけど。

離れた手が淋しい。


「じぁね。」


手を振り、あっさりと歩いていく舞。


なぁ、俺の事好きなんだよな?


確かに夜また会うけど、あっさりしすぎだ。


絶対、俺の方が好きだよなー。


「フラれないように、頑張んなさい。」


舞の後ろ姿を見つめる俺に、母さんの厳しい言葉。


「うるせー。」


そんなの自分が一番わかってる。