「あっあのね。
キッ…、キスとかさ。」


おいおい、キスって。


『キスとか』の『とか』ってなんだよ。


キスの他かよ。


そっそれっ…て。


目の前には、真っ赤な顔した舞。


「舞のえっち。」


ふざけて耳に囁けば、舞の体が震える。


くすぐったいのか?


それとも感じたとか?


くっそー、押し倒したい。

「引いた?
嫌になった?」


はぁ?


何きいてんだ舞。


嫌になんてなるわけないだろう。


何度だって言ってやるよ。

今までずっと言えなかった言葉。


「大好きだ、舞。
ずっと好きだった。」


「私も。」


俺達は強く抱きしめあった。












end