告白[短編集]

舞の赤い舌が下唇をなめる。


背中に寒気が走る。


キスしてぇ。


舞が嫌がったとしても、押し倒してその口を塞ぎたい。


その赤い舌を俺の舌に絡めて、めちゃくちゃにしてやりたい。


こんな俺の気持ち、つないだ手から舞に伝わらねぇかな。


伝わってほしいような、伝わんないでほしいような。

あー、自分でも訳わかんねぇ。


「はい、質問していい?」


「はぁ?」


常識人のいきなりの乱入に驚いた。


「ねぇ、舞はよく泊まりに行くの?」


「う、うん、行くよ。」


えっ、舞答えんのかよ。


「違う部屋に泊まるの?」


「違うよ、隆の部屋。」


「何だよそれ。」


阿久津が怒鳴る。


うん、まぁ、怒鳴るわな。

好きな女が、他の男の部屋で一晩。


………俺なら男殴るな。


「舞はからかわれるのが嫌で、学校では苗字で呼んだりしてたんだよね。
何が1番嫌だったの?」


おいおい、阿久津無視かよ。


舞が俺を見つめてくる。


なんだよ?


上目遣いヤバいんだよ。


「からかわれる事で、隆が離れてしまうのが嫌だった。」


俺?