告白[短編集]

「ああ、いいよ。」


「じゃ、一回帰ってお泊りの用意してくるね。」


「いらないんじゃねーか。
この前泊まった時、けっこー荷物置いて帰っただろ。」


「あっそーか、そういえばこの前疲れて荷物持って帰るの嫌で、置いてった。
今から泊まりに行けるね。」


「でも卒業式なんだから、おじさんたち夕飯御馳走用意してんじゃないのか?」


「うーん、そうか。
夕飯食べてから行くね。」


「電話しろ。
迎えに行くから。」


「うん、それから「ちょっと待てよ。」


突然、告白男に怒鳴られた。


「なんだよこれ。
今までお互い苗字で呼んでただろ。
それに泊って、なんだよ。」

まあー、そりゃあそうだよな。


俺も、舞のこの態度訳わかんないし。


二人きりじゃないのに、何なんだ?


「うーん、学校でからかわれるのが嫌だったけど、もう卒業だしいいかなって思って。」


「ちょっと待てよ。
じゃ、今のが本当なのかよ。
泊まるとかもかよ。」


「うん、そうだよ。
お泊りもよく行くよ。」


「おかしいだろ?
さっき付き合ってないって言ったじゃないか。」


もっともな意見だな。