告白[短編集]

なんで俺にそんな事言うんだ?


つまりそれは好きなやつとって意味だろ?


俺はドアの影から出て教室に入った。


告白男を牽制しつつ、舞の近くに。


「ねぇ隆、今のどう思う?」


どう思うって、そりゃ、舞の好きにすればいいんじゃねぇ。


「舞のやりたいようにやればいいんじゃねぇ。」


かなりムカつくけど。


「いいの?」


「ああ。」


舞と男のそんな姿みたら、男殴りそうだけど。


「うれしい。」


舞が手をつないできた。


それも、恋人つなぎで。


「帰りは少し遠回りして、中央公園まで行こうね。」


ニッコリ微笑む舞。


めちゃくちゃかわいいし、手つなぐのも、遠回りも、公園も、全部OKだけど。


「なんで?」


意味がわからないし。


「えー、今私のやりたいようにやっていいって行ったのにー。」


……うん?


「これがやりたい事?」


「そう言ったし。」


ちょっとだけ口をとがらした舞。


やべー、そんな顔も可愛いじゃねーか。


「ねぇ、今日泊まってもいい?」


つないだ手をブラブラと降りながら甘えてくる。


可愛すぎだ、バカ。