告白[短編集]

「うんそうだね。
校庭行って見ようか。」


やっと三人組退場か。


「あっ、舞、中井くん廊下で待ってるよ。」


「そうそう、彼氏待たせちゃだめじゃない。」


余計な事を。


「ねぇ、早く行こうよ。」


あんた、顔色悪いよ。


常識あるのも大変だな。


「うん、そうだね。
舞はいいなー、彼氏いて。
私も清水くんの彼女になりたいなー。」


「私もなりたーい。
舞はいいなー。
私も清水くんと帰りたいなー。」


おい、非常識人二人、清水は一人だぞ?


どう二人で彼女になんだよ。


常識人の言う事聞いて、早く出てけ。


「帰り道手つないでさ、少し遠回りしながら帰ったり。」


「それから、公園とかに寄り道してさ、ふふふ。」


おい、妄想は脳内だけにしとけよ。


清水帰っちまうぞ?


「うん、いいよね、私もしたい。」





…………はっ?


なんで、舞、非常識人と会話してんの?


「わかってるね、舞。」


「うん、わかるよ、私のしたい事だもの。


隆、私、手つないで遠回りして公園でゆっくりしたいの。」


舞が、ドアの影に隠れている俺に話し掛けた。


なんで?