告白[短編集]

「あっ、中井くんいた。」


バッバカ、そんな大声だしたら舞たちに。


「ねぇ中井くん、清水くん見なかった?」


「私たちさっきから探してるけど、どこにもいなくて。」


「外にいなかったから、校舎かと来てみたんだけど。」


俺がいたの、もう舞たちにバレバレだな。


「ねぇってば、聞いてる?」


「聞いてるよ。
清水なら、さっき校庭にいたよ。
今はわかんないけど。」


「えっ、校庭?
すれ違ったのかなー。」


「まだいるか、窓から見てみようよ。」


三人は、舞たちの教室に入っていった。


入っち待ったよ、あいつら。


「あれー、舞まだいたんだ。」


「まだ教室にいたんだね。」


おいおい、お前らさっしろよ。


何普通に会話してんだよ。

教室をのぞけば、舞と普通に会話して窓に向かう二人と、舞たちを見て驚いてるのが一人。


よかった、一人は常識人がいて。


「だめだ、いないよ。」


「えー、今度はどこに行ったのかなー。」


お前ら二人に常識がないのがわかったわ。


「ねぇ、まだいるかも知れないから、すぐに行って見ようよ。」


さすが常識人、早く教室から出たいんだな。