告白[短編集]

「ごめんなさい。
好きな人がいるの。」







………………マジ?






頭が真っ白になる。


振られてるのあいつだけど、俺も振られた。


告白する前に失恋って。


「でも付き合ってないんだろ。
告白するの?」


「告白はしないよ。
その人は、別な人が好きだから。」


「それならさ、スッパリ諦めて俺にしなよ。」



すげーこいつ。


ある意味尊敬するわ。


俺、あそこまでは言えないわ。


「なぁ、俺にしなよ。」


「本当にごめんなさい。
私、私好きなの。
相手にされてないってわかってるけど、気持ちは変わらない。」


舞、本気なんだな。


参ったな。


そんなに好きなのかよ。


あーあ、そうかよ。


「でも、ダメなんだろ。
だったら俺にしてよ。」


こいつの気持ちも、わからなくはないけど、いい加減うざいな。


止めるか?


今さら出にくいよなー。


さて、どうすっかなー。






「やっぱり誰もいないよ。」

「ホントに誰もいないね。」

階段からのぼって来る音と、声が廊下に響く声。


誰?


階段から同級生三人が現れた。