告白[短編集]

「ねぇ、聞いてる?」


「聞いてるよ。
部活終わったらすぐ連絡するから。」


「絶対だよ。
そしたら、すぐ来るからね。
今日は寝かさないから、覚悟してね。」


舞は、ロールプレイングゲームにはまると、やめられなくなる。


待ってた新作だもんな。


それも待ってたのに、夜まで出来なくなったからな。

明日月曜日で学校なんだけど、仕方ない。


明日の授業は爆睡決定か。

「わかったよ、朝までな。」

「うん、じゃ、部活がんばってね。
お泊りの用意して待ってるね。」


「あぁ、じゃなー。」


よし、舞は帰した。


舞を見送って、玄関から振り向けば、三人。


部屋にいろっていったのに。


「色男、今日は朝までかよ。」


ニヤつく先輩。


「沢田さんって積極的なんだな。」


赤くなってる聡。


「俺も
『今日は寝かさないから』
って言われたいっす。」


真っ赤な後輩。


完全に勘違いしてんな。


あー、めんどくせー。